呪いの数字

2017/03/04
呪いの数字
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13



調性音楽へのアンチテーゼ』で紹介したアルノルト・シェーンベルク
十二音技法を用いて無調音楽への扉を開いた作曲家です。

このシェーンベルクは非常に13という数字を恐れていたと言われています。
太古より暦に使われてきた60進法の60という数字の約数である12に1を足した13という数字は、調和を乱す数字として西欧では忌み数として避けられてきました。
それを証明するかのように近代になってキリストの処刑日は13日の金曜日と言われるようになったりと、13というのはとにかく嫌われ、恐れられた数字でした。

シェーンベルクは十二音技法というある意味数学的とも言えるアプローチで音楽を生み出した作曲家ですので、人一倍数字には強い感情があったのかもしれません。
13日に生まれたシェーンベルクは足して13になる76歳で死ぬと思い込んでいたと言います。
そして実際に76歳の7月13日にその生涯を終えることとなります。

まあなぜ67歳や85歳ではなかったのかという点に疑問が残りますが、13日に生まれたことで人一倍13を恐れたシェーンベルクが13日に亡くなったというのは出来すぎともいえる奇妙な符合かと思います。

似たような話で『呪いに取り憑かれた作曲家』で紹介した9番の交響曲を恐れたマーラーの話がありますが、感性鋭い音楽家のことですからやはり人一倍敏感になるのかもしれませんね。

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