モーツァルトは下品なのか?
ベーズレ書簡

モーツァルトと言えば『天才』という言葉がまず真っ先に浮かんでくることでしょう。
クラシック音楽史に燦然と輝く足跡を残してきた名作曲家達でさえも、その才能を天上のものと持て囃しました。
一方、映画『アマデウス』でスポットライトの当たった、モーツァルトの下品さというのも今では印象が強いかもしれません。
当時はまだ薄命の天才というイメージが強かった時代ですので、映画『アマデウス』公開後はモーツァルト愛好家からかなりのクレームが来たようです。
このモーツァルトの下品な一面を世にさらけ出した犯人として、ベーズレ書簡と呼ばれる父レオポルトの弟の娘にあてた手紙が有名です。
モーツァルトのいとこにあたるベーズレ、本名マリア・アンナ・テークラ・モーツァルトですが、モーツァルト21歳の時にアウクスブルグで再会するとお行儀の悪かったふたりはすぐに意気投合し、下品な言葉遊びに興じます。
アウクスブルグでの時間は短いものでしたが、お互いに好印象を抱いた二人はその後も手紙のやり取りを続け、モーツァルトからベーズレに宛てた手紙が写しも含めて9通現存しています。
「あなたの鼻に糞をします。」
「わが愛しの従姉妹様へ。2週間後にはパリへ発つけど、今日もうんこをしておきます。もしそちらのアウクスブルクの町から返事をくれるつもりなら私が受け取れるように早く書いてください。でないと、もしかして私が発った後だと、受け取るのは手紙の替わりにうんこになります。うんこだ!うんこだ!おおうんこ!ああ、なんて甘い言葉だ。うんこ。」
「ウンコで君のベッドを汚してやるぞ!僕のおしりが火事になった!どういうこと!知ってるぞ、みえるぞ、なめてやろうか、ん、何だ?ウンコが出たがってる?そう、そうだウンコだ!」
・・・
下品の前に意味がよく分からないですが、このモーツァルトのウンコ好きは遺伝であった可能性もあります。
モーツァルトの母もレオポルトに「さあ、たくさんウンコして、オナラもして、ぐっすりお休みなさい。」という手紙を送っていたのです。
手紙をもらったレオポルトはどう思ったのでしょうか。
このまま終わってはモーツァルト(一族?)のイメージがだいぶ下品なものとなってしまいそうなので、最後にモーツァルト愛好家の間で言われている説を紹介して中和したいと思います。
当時の貴族の間ではこのような下品な手紙をやり取りすることが流行っており、飛び抜けてモーツァルトが下品な人間ではなかったということです。
そう、モーツァルトは流行に乗っていただけなのです。
何を信じるかは個々の自由ですが、こんなエピソードからモーツァルトを知ったとしても、その音楽を聴いてしまえば一発で虜になってしまうような力をモーツァルトの音楽は持っています。
間口は広く、偏見は少なくという姿勢が大事ですね。
ちなみに下に貼ったモーツァルトの曲のタイトルは『俺の尻をなめろ』です。
クラシック音楽史に燦然と輝く足跡を残してきた名作曲家達でさえも、その才能を天上のものと持て囃しました。
一方、映画『アマデウス』でスポットライトの当たった、モーツァルトの下品さというのも今では印象が強いかもしれません。
当時はまだ薄命の天才というイメージが強かった時代ですので、映画『アマデウス』公開後はモーツァルト愛好家からかなりのクレームが来たようです。
このモーツァルトの下品な一面を世にさらけ出した犯人として、ベーズレ書簡と呼ばれる父レオポルトの弟の娘にあてた手紙が有名です。
モーツァルトのいとこにあたるベーズレ、本名マリア・アンナ・テークラ・モーツァルトですが、モーツァルト21歳の時にアウクスブルグで再会するとお行儀の悪かったふたりはすぐに意気投合し、下品な言葉遊びに興じます。
アウクスブルグでの時間は短いものでしたが、お互いに好印象を抱いた二人はその後も手紙のやり取りを続け、モーツァルトからベーズレに宛てた手紙が写しも含めて9通現存しています。
「あなたの鼻に糞をします。」
「わが愛しの従姉妹様へ。2週間後にはパリへ発つけど、今日もうんこをしておきます。もしそちらのアウクスブルクの町から返事をくれるつもりなら私が受け取れるように早く書いてください。でないと、もしかして私が発った後だと、受け取るのは手紙の替わりにうんこになります。うんこだ!うんこだ!おおうんこ!ああ、なんて甘い言葉だ。うんこ。」
「ウンコで君のベッドを汚してやるぞ!僕のおしりが火事になった!どういうこと!知ってるぞ、みえるぞ、なめてやろうか、ん、何だ?ウンコが出たがってる?そう、そうだウンコだ!」
・・・
下品の前に意味がよく分からないですが、このモーツァルトのウンコ好きは遺伝であった可能性もあります。
モーツァルトの母もレオポルトに「さあ、たくさんウンコして、オナラもして、ぐっすりお休みなさい。」という手紙を送っていたのです。
手紙をもらったレオポルトはどう思ったのでしょうか。
このまま終わってはモーツァルト(一族?)のイメージがだいぶ下品なものとなってしまいそうなので、最後にモーツァルト愛好家の間で言われている説を紹介して中和したいと思います。
当時の貴族の間ではこのような下品な手紙をやり取りすることが流行っており、飛び抜けてモーツァルトが下品な人間ではなかったということです。
そう、モーツァルトは流行に乗っていただけなのです。
何を信じるかは個々の自由ですが、こんなエピソードからモーツァルトを知ったとしても、その音楽を聴いてしまえば一発で虜になってしまうような力をモーツァルトの音楽は持っています。
間口は広く、偏見は少なくという姿勢が大事ですね。
ちなみに下に貼ったモーツァルトの曲のタイトルは『俺の尻をなめろ』です。
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