ショパンの管弦楽

2016/11/15
ショパンの管弦楽
雑学 楽曲

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ



ショパンの旋律をイメージする時に、ピアノの音を想起しない人はそうそういないと思います。
それほどまでにショパンの作品はピアノ曲に偏っており、『ピアノの詩人』と呼ばれるほどにピアノのイメージが強いです。
しかしもちろんのこと、ショパンの鼓膜が管弦楽では振動しないという訳ではなく、ワルシャワ時代には音楽院で管弦楽法についても学んでいたでしょう。

そんなショパンが故郷に後ろ髪を引かれながらパリに出てきた1年目。
1831年、21歳の青年ショパンはピアノ独奏と管弦楽の為の作品を作曲します。

当初はポロネーズ部のみでピアノと管弦楽という編成でしたが、技巧的なピアノに対し管弦楽パートが単調だったことから冗長に聴こえてしまい、1834年にアンダンテ・スピアナートのピアノ独奏による前奏部分が付け加えられることとなります。
そして1836年、ピアノ独奏版と共に『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ』が発表されます。

この作品は現代の評価でも、管弦楽パートがピアノの伴奏の延長線上でしかないというものである為、ピアノ独奏として演奏される機会が多い作品です。
そもそもオーケストラ部分はショパン以外の誰かが作ったのではないかという説も飛び交っています。

いずれにせよ、ショパンの作品で管弦楽が乗る作品というのは耳に新しいので、それだけで良しとも思えてしまいます。

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